就職活動での企業説明会もオンラインが主流となっています。画面越しの就活生を前に、「学生の反応が見えづらい」「想いが伝わっているか不安」という悩みを抱える採用担当者も多いのではないでしょうか?当記事では、“オンラインでも想いが伝わるセミナー”のポイントを紹介します。

「第一印象で全てが決まる」と心得よ

あなたが初対面の人と接する際、気をつけることは何ですか?

挨拶、髪型、身だしなみ…人それぞれ気をつけるポイントがあるはずです。
「学生向けセミナーだから…」と油断して考えていると、相手に良くない印象を与えてしまうかもしれません。お互いのことをよく知らない初対面同士だからこそ、気をつけたいことがあります。

とくに、オンライン上でおこなわれるセミナーは、オフラインのセミナーに比較すると「相手の雰囲気や表情が読み取りにくい」「集中力が途切れやすい」といった傾向があることから、学生の反応がシビアに表れる一面もあります。

有意義なセミナーを行うためにも、これから紹介する点について、対応策を練って本番に臨みましょう。

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挨拶

まず、大切にしたいのは、「挨拶」です。学生に話を聞いてもらい、印象に残るために必要です。また、挨拶は、自社のイメージにつながることも忘れてはなりません。

相手を引き込む挨拶とはどんなものか、自分なりに研究してみましょう。

声のトーン

声のトーンや自分の表情、声の大きさもポイントです。普段は声のトーンが低く、聞き取りづらい声だとしても、セミナー時に声のトーンや大きさを意識すれば、その点も改善が可能です。

動画撮影や第三者に見てもらうなどの方法によって、客観的に自分を見て、上手な話し方を研究していきましょう。セミナー上達の第一歩と捉えて、ぜひ、何度も練習をしてください。

自己紹介にはキーワードを

自己紹介にキーワードを入れてみてください。
何か1つキーワードを入れることで、その後のイベントへの集客につながるかもしれません。

例えば、「地元が俳優の●●と一緒です」「私の名前はキラキラネームです」「食べるのが早いので弾丸と呼ばれてました」などを自己紹介に入れるだけでも、相手の記憶に残る担当者になります。
このような自己紹介を実践しているセミナーの担当者からは、「就活イベントに来ていた学生のほうから、「俳優の●●の人ですよね」と声をかけられた」「別のセミナーに参加してくれた」という経験談も聞かれます。

学生は、思っている以上にセミナー担当者のことを見定めています。「今日の話は聞く価値なさそうだな…」「寝ててもいいか…」などと最初に思われては、話を聞いてくれなくなります。

「この担当者の話しは、面白そうだ」と印象づける自己紹介は、セミナー担当者の命題であると言えます。

伝えたいことは1つに絞る

あなたが伝えたいことはなんでしょうか?
1回のセミナーで伝えたいことは1つに絞りましょう。一度に大量の情報を与えられてしまうと、かえって記憶に残りにくいものです。

例えば、2019年のワールドカップで盛り上がった「ラグビー」。
ラグビーを全く知らなかった人にとって、全てのルールを即座に覚えて、試合の動向を理解することは至難の業です。
テレビの生中継でも、その都度、さまざまなラグビーのルールや反則の説明が出てきましたが、「全然覚えられない…」なんてことはありませんでしたか?
(経験者でも、ルールの全てを端的に説明することは難しいと聞いたことがありますが…笑)

しかし、焦点を1つに絞るとどうでしょうか。

一例を挙げれば、「ノックオン」。
簡単に言うと、前方にボールを落としてしまう反則のことです。

あらかじめ、「今日はノックオンだけ覚えてもらえればいいです」とゴール(ラグビー的にはトライ)を明確にしておくと、学生の記憶にも残り、関連するルールも覚えてもらいやすくなるのではないでしょうか。

参考:ワールドラグビー競技規則ウェブサイト
https://laws.worldrugby.org/?law=11&language=JA

セミナーの時間が10分でも90分でも、伝えたいことは1つに絞ってください。その1つはあなたが本当に伝えたいことのはずなので、自分の熱意とともに伝えてください。

説明ではなく、具体例やエピソードを伝える

説明は極力省いて、具体例やエピソードを入れましょう

例えば、学生に向けた企業説明会を開催したとします。社員の関係性が良いことをアピールする際に、どのような話をすればよいでしょうか。雰囲気をなんとなく伝えると、学生にはぼんやりとした印象しか残りません。

それよりも「いつ」「どんな場面で」「誰と」「何を」やっているとき、5W1Hを出してストーリーで話すと学生も場面を想像できます。その根拠があれば、「だから社員の関係性がいいんです!」と自信を持って言えませんか?または、自分自身のエピソードを話すと学生も納得できます。

他にも身近な例えを使うのもオススメです。

選択肢を広げるサポートも忘れずに

就活スタート前の学生に、“まだ体験していない就活の話し”をしても伝わりづらいものです。

そういった際には、「就活の始めは知らない業界の話こそ聞くべきだ」ということを通して、「相手の選択肢を広げる=未来の可能性を広げる」ためのサポートをおこなってみてはいかがでしょうか?

学生にとって知らない業界や企業は、就職先の選択肢に挙がることはありません。
選択肢を広げて比較しないと、就業経験のない学生には、「何が良くて何が自分に合わないのか?」の基準が明確にならず、思い込みだけで決めつけてしまうことが多いからです。

突然ですが、皆さんは次のハンバーガーショップのうち、どのお店のハンバーガーが好きですか?

◎マクドナルド◎モスバーガー◎ロッテリア◎ドムドム◎バーガーキング◎ファーストキッチン◎ウェンディーズ◎フレッシュネスバーガー◎クアアイナ◎シェイクシャック

人それぞれ、好きなお店と好きなポイントは異なります。

食べたいハンバーガーをどの店から選ぶか、それぞれの店のハンバーガーの味や種類、メニューやコスパなどを比較して選ぶか…?

これを就職活動の企業探しに当てはめると、「なぜその企業が自分にとって良いのか」という点が比較して初めて見えてくるのです。

また、先程のハンバーガーショップの話しで言えば、知らない店は好きかどうかわからないので選択肢に挙がりにくいはずです。つまり、これも企業探しで言えば、「知らないから」「聞いたことないから」と食わず嫌いをしていると、選択肢の幅が狭くなってしまう可能性があることを伝えます。

ワークを取り入れるのもオススメです。一方的に話を聞いているだけではしんどくなることもあります。ワークによって、セミナーの時間にメリハリが生まれ、学生に体感してもらうことで満足度も向上します。

新型コロナの影響で、学生向けセミナーもオンラインに移行しています。
画面越しだと演者の熱意や現場の雰囲気は伝えにくくなったものの、場所を問わずいつでもセミナーが開催できるようになりました。今回ご紹介した点を参考に、ぜひ、「想いが伝わるオンラインセミナー」を目指してみてはいかがでしょうか?